ANSYS HPC - 大規模計算モジュール

より詳細な形状の取り込みや、現実的な物理化学現象の取り扱いが要求されるようになり、シミュレーションモデルは大きくなり、メモリーの使用量や計算時間は増加する傾向にあります。また、様々なアイデアの中から、最適なデザインを、パラメータ解析を行うことで自動的に求めるために、より多くの条件で解析を実施する傾向にあります。HPC システムは、マルチCPU による計算を提供することで、スループットを向上し、これらの要望に応えています。

ANSYS HPC は、きわめて厳しい条件下で、解析精度の向上が求められるモデルの並列処理を可能にします。ANSYS HPC を複数組み合わせることにより、複数のシミュレーションに対し、エントリー レベルの並列計算を実行できる一方、きわめて困難な条件が課されるプロジェクトでは、処理能力を大幅に拡張した並列計算が可能になります。従来よりも詳細な形状、大規模な系、複雑な物理現象を扱えるようになるため、製品性能に対する洞察が深まり、多大なビジネスメリットが得られます。

ANSYS HPCは、ANSYS 製品すべてのライセンスが1つの環境でご利用頂けます。また、ANSYS HPC のライセンスは、ANSYS 流体解析・構造解析すべての製品に対応しています。

並列化の特徴

ANSYS luent では、Dynamic load balancing 技術によって、並列化効率の向上が図られています。ANSYS CFX では、移動メッシュと回転メッシュの分割を改善することで、メモリーの使用量を低減し、ターボ機器などのアプリケーションに対して、パフォーマンスの向上が図られています。

ANSYS Fluent、ANSYS CFX 共に、I/O のアルゴリズムを改良することで、クラスター環境での、結果ファイルの書き出し速度の向上が図られています。


イタリアのチームがスーパーコンピュータ上でANSYS のソフトウェアを使用して、画期的規模のシミュレーションを実施
(資料提供:I. M. Viola and Luna Rossa)

動作環境

クラスター環境(Microsoft® Windows® HPC Server 2008 / Linux)で、多くの実績を上げています。

用途・目的に応じた4 つのHPC 製品

  • ANSYS HPC
    1 プロセスごとのご利用が可能です。
  • ANSYS HPC Pack
    1 パック8 プロセスからご利用いただけます。パック数が増えるごとにコア数のボリュームが増加するお得なパッケージです。(ANSYS Mechanical GPU 対応)
  • ANSYS HPC Workgroup
    128, 256, 512, 1024, 2048 までのブロックにて提供(いくつのプロセスでも使用可能)
  • ANSYS HPC Enterprise
    128, 256, 512, 1024, 2048 までのブロックにて提供、WW アクセス可能(いくつのプロセスでも使用可能)

ANSYS Fluent を使用した計算速度比較


2-socket Intel Westmere hex-core 2.93 GHz | 2 × 6 = 12 cores per node | QDR InfiniBand


4-socket AMD Magny-Cour 2.3GHz | 4 × 12 = 48 cores per node | QDR InfiniBand